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孝介だより【お話①】

はい。こんばんは。
本日もお読み頂きありがとうございます。
孝介です。

今日から2、3日かけて
ちょっとした物語を
書こうかと思います。

それでは。

 

 

昔々あるところに
1人の少年がおりました。

その少年はとにかく唄うことが
好きで好きで喋る時間より
唄ってる時間の方が長いんじゃないか
と周りに言われるほどでした。

5歳で両親に"俺は歌手になる"
と宣言までして、とにかくずっと
唄っていました。

そんな大きな大きな夢を持った
少年は周りの温かい環境にも恵まれて
すくすくと成長し、沢山の経験を
しました。
相変わらず歌うことが好きで、
口を開けば唄っているのは幼少期のまま。
本人は両親に告げた夢の宣言なんかは
すっかり忘れ、なにも考えずにただただ
ずーっと唄っていました。

しかし高校生のある時に、
彼の忘れたはずの夢の続きが
始まることになりました。


つづく